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2024/06/19

【コラム】夏の贈り物、お中元に― おすすめのスイーツやマナー

 

お中元に何を送ったらいいか迷っている方や、お相手に失礼がないようにマナーを知りたい方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、お中元のマナーと商品の選び方についてご案内します。ぜひ参考にしてください。

 

お中元の意味


 

お中元とは、普段お世話になっている人、または以前お世話になった人にギフトを贈る夏の風習です。 日頃からの感謝や相手の健康を願う気持ちを伝える意味があります。

もともと中国では、1月15日は「上元」、7月15日を「中元」、10月15日を「下元」と呼び、これらをあわせて「三元」と称し、それぞれの日に祖先にお供え物をし、身の穢れを清めていました。それが日本に伝わり、中元だけがお盆と重なり、一族の者が祖先への供養を持ち寄った風習と一緒になり、中元贈答の習慣ができたと言われています。

 

お歳暮との違い


 

お歳暮とは、1年の締めくくりとして、日頃お世話になっている方へお礼の気持ちを贈る習慣を指します。お中元との一番の違いは、贈り物をする時期といえます。また意味合いも異なり、お中元は「半年間のお礼」の意味合いが強く、お歳暮は「今年1年間の感謝の気持ちと来年もよろしくお願いいたしますという」意味があります。

 

お中元を贈る時期


 

お中元を贈る時期は地域によって若干異なります。

昨今では6月下旬から7月15日ごろまでに贈ることが一般的になってきていますが、基本的には、贈る側の時期ではなく、送り先の時期に合わせるのが安心でしょう。

また、贈るタイミングを逃してしまい7月15日を過ぎた場合は「暑中お伺い」「暑中御見舞」とし、立秋(8月8日か9日)を過ぎると「残暑お伺い」や「残暑御見舞」として贈りましょう。

 

お中元Q&A


 

Q.目上の方からお中元をいただいた場合、どのようなお返しをしたら良いでしょうか。

A.本来、お世話になった相手に贈るものをお中元と呼ぶので、基本的にはお返しは必要なく、お礼状で構いません。しかしながら、一般的には目下の方から目上の方に贈るため、気になるようでしたらお返しをします。お歳暮も同様に考えていただいて問題ございません。

 

Q.お仲人さんへ毎年お中元やお歳暮を贈っていたのですが、そろそろやめたいと思っています。何年くらい続けるのが一般的でしょうか。

A.結納や結婚式だ当日だけお願いした所謂「頼まれ仲人」とのお付き合いは、3年くらいが一般的のようです。恩義のある方、親戚筋の仲人の場合、一般的には、先方が他界するまでとするのが多く観測されています。

 

Q.東京在住ですが、夫の実家は地方です。お中元を贈る際、到着時期は贈り先である地方にあわせるべきでしょうか。

A.首都圏の場合、お中元を6月下旬に贈る方もいらっしゃいますが、地方在住の方へ贈る場合は7月上旬~15日頃に贈るのが無難です。

 

お中元用のお菓子の選び方


 

お中元用にお菓子を選ぶ際は、下記のようなお菓子がおすすめです。

● 職場・取引先に贈る場合は個包装されているお菓子
● 内容量を考える
● 季節感のあるお菓子

 

職場・取引先に贈る場合は個包装されているお菓子がおすすめ


 

職場や取引先に贈るのであれば個包装されているお菓子がおすすめです。職場や取引先へ贈る場合は、特定した個人ではなく不特定多数の相手に受け取ってもらうため、個包装されているお菓子であれば分け合って食べられます。
また、贈り物が届いた日に休んでいる方もいるでしょう。個包装のお菓子であれば、休んでいる方が次に出勤するまで保管しておけます。その場で食べなくても持ち帰ることができるのもメリットです。

 

内容量を考える


 

お菓子の内容量も考えて選びましょう。一人暮らしをしている相手に大量のお菓子を送っても、食べきれない可能性があります。また反対に、大家族で暮らしている相手に少量しか入っていないお菓子を贈ると、家族のみんなに行き渡らずに、物足りない思いをさせてしまいます。先様の想像し、贈り物を選ぶとより気持ちの伝わる贈り物になるでしょう。

 

季節感のあるお菓子がおすすめ


 

レモンなどの夏のフルーツや、甘酸っぱい爽やかなフレーバーのスイーツがおすすめです。日本の夏は湿度も高く蒸し暑くなる地域が多いです。そのため、少しでも涼を感じてもらおうという心遣いが伝わります。

 

 

価格相場はいくらくらい?


 

お中元の相場価格は、贈る相手によって多少異なりますが、基本的には3,000〜5,000円の範囲が目安と言われています。親族や親しい間柄であれば3,000円程度、上司やお取引先相手には5,000円程度が妥当でしょう。
価格相場より低すぎると、相手に失礼になってしまいますし、反対に高すぎると相手に気を使わせてしまいます。お中元は毎年贈るものですから、無理をしない範囲で適切な贈り物をしましょう。

 

まとめ


 

この記事では、お中元を贈る際に知っておきたいマナーやスイーツの選び方についてご紹介しました。
お中元とは、夏のご挨拶の意味を込めて贈り物をする風習で、1年の感謝を意味して送るお歳暮とは意味合いがやや異なります。お中元を送る時期は地域によって異なりますが、東日本では6月下旬~7月中旬、西日本では7月中旬~8月中旬ごろに送るのが一般的です。

また、お中元を送る際には気を付けなければならないマナーがあり、具体的には下記のとおりです。

 

● お中元に適したものを選ぶ
● 適切なのし紙を選ぶ

 

特にビジネスシーンでは、会社全体のイメージを悪くする可能性があるため、留意するのが安全です。

お中元は1年に1度、大切な方へ感謝の気持ちを込めて、また相手の健康を願ってお送りする大切なご挨拶のひとつです。注意点やマナーをいくつかご紹介しましたが、やはりお中元にはお菓子をお送りすると喜んでいただけるためおすすめです。

お中元の贈り物を選ぶ際には、季節感や相手の好みを考慮しながら選ぶことが大切です。そして、贈る喜びを共に感じられる素敵なギフトを見つけて、夏の贈り物の季節を彩りましょう。

当店ではお中元に相応しい商品も多く取り扱っております。KINEELのスイーツがきっと気に入る贈り物になりますようにー。

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